「あぁ、眠い・・・」今朝もキチンと仕事をしてくれた目覚まし時計を恨みながらカーテンを開けると、眠い気分を吹き飛ばすには十分な朝陽がラナイの手すりを照らしている。「っしゃー、今日もイイ天気なんじゃないの!」
ラナイへ出ると風もなく穏やか。今日も暑い1日になりそうな予感ビンビンだね、と喜んだのもつかの間、ノドがおかしいことに気がつく。「まさか風邪引いたんじゃないよね」いい天気で浮かれていた気持ちが急激に萎み部屋のシンクでウガイ実践。エアコンつけてないんだけどなぁ。
8時過ぎに昨日と同じカヌーズへ下りていく。昨日よりはお客さんはいるけど、お店としては成り立つのかな?と余計なことを考えながら、今朝も納豆へ手が伸びてしまった。他には、ご飯・味噌汁・焼き魚・スクランブルエッグ・ポテトとベーコン・味海苔・・・なんとも和洋折衷の朝食。でも、かなりご機嫌。
今朝はカヌーズのスタッフが全員男性。お客と程よい距離を保ちつつ、サラリとした気配りが気持ちいい。ブッフェの料理自体はあまり種類がないけど、落ち着いて朝食を楽しめるという点では合格かな。さぁ、食べたらビーチへ行こう。
部屋へ戻ってラナイへ出ると、すぐに肌が痛くなるほどの陽射し。手すりにもたれてイリカイを見下ろすと、生活臭のするラナイが見渡せる。個人所有の部屋も多いらしく、人工芝を敷き詰めたり、南国の花を飾ったり、時期的にクリスマス・イルミネーションで手すりが覆われていたり・・・と、様々にデコレートされたラナイ。フル・キッチンもついているしコンドとしても十分だもんね。
9時30分、プール・サイドで借りたビーチ・タオルと文庫本・ミネラル・ウォーターなどを入れたバックパックを背負いアラモアナ・ビーチへ出発。空を見上げるとコオラル山脈からかなり雲がきているけど、海上はほとんど雲なし。今日はこのままピーカンが続いてくれるかな。
マジック・アイランドに入ると、3艘のラジコン・ヨットが池の中を悠々と走っていた。立ち止まって見ていると、近くの木陰に続々とラジコン・ヨットを抱えた人たちが集まってくる。「サークルの集まりかな?」カミさんは木陰に近づきみんなを見守った。そこには、小さなヨットを囲んだ大人たちの楽しそうな笑顔があった。
ジョギングやベンチで話している人たちとすれ違いながらアラモアナ・ビーチへ到着。相変わらず人が少なくて雰囲気いいなぁ。さっそく砂浜へビーチタオルを広げる。「うっ、陽射しがプリピリするぅ」雲が多くなってきたけど、空の蒼さは変わっていない。
今日もアラモアナ・ビーチは、鳥のさえずりとたまに沖合いを行く飛行機のエンジン音が聞こえるくらいで本当に静か。文庫本を読みながら汗をかいてきたら海で泳いで体を冷やす、と繰り返すこと約1時間。多かった雲もすっかり晴れ、太陽がバッチリ照り出した。「待ってました!」
昼前になると人も多くなってきた。日曜日だからかローカルの人が多いかな。カミさんは暑さにたまらず、2時間後にマカイ・コートで待合わせをしてアラモアナSC単独偵察へ出発。たまに吹いてくるオン・ショアの風が心地よし。
「すっげぇ腹へった〜!」文庫本を抱えたままウトウトしていたら、いつの間にかイイ匂いに囲まれていた。体を起こして辺りを見回すと、近くの芝生でBBQをやっている。「うっわぁ、BBQ食いて〜!!」昼時に美味しそうな匂いを振りまくのは反則でしょ!(だったら何か食えっつーの)
「えっと、1時15分かな」ボディボードを小脇にかかえたローカルのカップルに時間を聞かれたのを機に、そろそろマカイ・コートへ行こうかな。ビーチ・タオルをバックパックに仕舞い、ミネラル・ウォーターのボトルを手にして歩き出す。芝生の上で足の砂を落として振り返ると、ビーチはいきなり他人行儀になったような感じがした。
「うっわぁ、今日もスッゴイね」カミさんと落ち合いマカイ・コートを見渡すと、日曜日だからか今日もものすごい人出。ヤミーコリアンBBQのカルビを食べたかったのにな。空席を待つのも面倒なので、手早くマクドナルドにしちゃおうか。いったんマックのメニューを思い始めると、日本ではあまり食べる機会がないもんで嬉しくなってきた(単純)。
今夜は「カフェ・ミロ」を控えているので、2人ともフィレオフィッシュ・セット(No.9)と軽いランチ。混んでいる店内に運良く席を見つけ、さっそくフィレオフィッシュをガブリ。「なんか久しぶりに食うと美味いんですけど」カウンターでもらったマスタードとケチャップをたっぷりかけたフレンチ・フライも完食。2人で$8.31のランチは満足なり。
「シューズ買いたいんだけど」カミさんのオーダーでフットロッカーへ入り、ボクも自分用のシューズを探したが・・・ピンとくるものなし。仕方なくカミさんのシューズを色々見ていると「イイじゃない、コレ」と2人同時に目を留めたシューズがあった。「ちょっと履いてミホ」(カミさんも"美穂(子)"なもんでたまにパクってます)
近くにいたハワイアン・ボディの女性スタッフに在庫を聞いたのは、ニューバランス製のジョギング・シューズ。しかもセールで$44.99。「でもこれエアーじゃないんだね」「ナイキじゃないだから当たり前じゃんよ」と言いながらも店内を歩いてみると具合はいいらしい。ちなみに、サイズ5のキッズもの(傷物じゃないよ。ベタ御免)。
「今2時半だから4時半にしよか」フットロッカーのあとSC内をブラつくが、特に見たい店もないし天気もイイし再び自由行動にしよう。2時間後に待合わせをして、ボクはまたもやアラモアナ・ビーチへ。やっぱり燦々と降りそそぐ太陽の下はゾクゾクするなぁ。
「はぁ」温泉じゃないんだから、と誰かに聞かれたらツッコまれそうな溜息をつく。でも、ビーチタオルの上で太陽光線を浴びながら伸びをすると気持ちいいんだよね。サングラスをかけていても眩しいほどの陽射しは、ビーチでくつろぐ人たちを容赦なく照らしている。
寝転んで文庫本を読んでいると、誰かが隣りにやってきた。何気なく見ると、1人のアジア系の女の子。日本人なのかハワイアンなのかかなり可愛い。と思っていたら、うつ伏せになってブラのヒモを解いて焼き始めた。これじゃ本を読むどころじゃないじゃん!(オヤジ爆発)
1時間ほどするとコオラル山脈から下りてきた雲が空を覆い始めた。太陽の姿が全く見えなくなったのをキッカケに、少し早いけど焼くのは止めようっと。「焼きすぎないようにね」ずーっとうつ伏せのまま眠っている女の子に飛ばないようビーチ・タオルの砂を掃った。
まだ時間があるのでダイエーまで行ってみようかな。アラモアナ・ホテルを通り越して左折し、ヒッソリしている駐車場を突っ切るとダイエーはもう間近。店内へ入ると、ここも買い物客でゴッタ返している。確かに大半は安いけど、物によってはセール中のロングス・ドラッグスも安いね。
「まけてくれちゃった」待合わせ場所に行くと、大きな袋を持ったカミさんが佇んでいた。ハワイアン・キルトのクッションを2つ買ったら、かなりディスカウントしてくれたらしい。なんだかカミさんが色々買っていると(ってほどでもないけど)、ボクも1つくらいは何か買いたい気分になってくる。とは言っても、買いたいものもないんだけどね。
プールサイドでビーチ・タオルを返し、5時前に部屋へ到着。今日1日でけっこう焼けたんじゃない。海パン部分以外の黒さに満足してシャワーを終えると、バド缶を持ってラナイへ。「ふぅー」ビールをノドに流し込んで海を見ると、十数人のサーファーが波待ちをしている。残念ながら、湧き上がる波はすぐに崩れてしまっていた。
ラグーン・タワー横の駐車場屋上で行なっている衛兵交代の練習を見ていると、カミさんもシャワーを終えてラナイへ出てきた。つい1時間ほど前に空を覆っていた雲も、少し少なくなっている。今日も夕焼けが見られるかな。
日没よりも少し早めにカヌーズ横のテラスへ下りる。すでにヨットハーバー方向に向けられている椅子は満席。昨日と同じように木のベンチに腰掛けて空を見つづけると、黄・赤・紫のグラデーションが刻一刻と変わっていく。ついに太陽が水平線に沈んだ瞬間、そよ風がふいた。
「アドレス知ってる?」「ゴメン、知らない」イリカイからタクシーでカフェ・ミロへ行こうとすると、ドライバーは店を知らなかった。運悪くタクシーをお願いしたベル・マンも知らないと言う。するとドライバーがまた聞いてきた「アドレス知らない?」「(だからさっき言ったじゃん、とムカつきながら)いや、知らない」
とりあえず別のタクシーにしよう、とベル・マンに促されてタクシーから降りる。とカフェ・ミロを知っている別のベルがいて、引き続いて来たタクシーのドライバーへ何やら話すと「OK!」とドアを開けてくれた。最初タクシーを呼んでもらったベルに渡したチップは、カフェ・ミロを知っていたベルへ手渡された。なんかゴメンね。
ワイキキから10分ほどでワイアラエ通りにある「カフェ・ミロ」へ到着。タクシー料金はチップ抜きで$9.45。まずは店先の写真を、と看板などを撮影していると店のすぐ横にあるベンチに2人の人影が。
「もう並んでいる人がいるの?」と近寄ってみると路上生活者のようだった。そんなにボクらを見つめないで下さい。ただ写真を撮っているだけです。
「Hello!」カミさんと2人で写真を撮っていたのを店内から見られたのか、カフェ・ミロのスタッフがドアから顔を出した。名前を告げると「お待ちしてました」と笑顔で迎え入れてくれ、入ってすぐ左側のワイアラエ通りに面した席へ案内される。
窓際にはBYO(Bring Your Own)時代の名残か空ワイン瓶が綺麗に並べられてる。しかも、シャトー・マルゴーなどどれも高価なワインばかり。他のお客さんは入り口の反対側に1組いるだけで、店内はまだヒッソりとしている。さぁ、いったいどんな料理を食べさせてくれるのか楽しみだね。
「何かわからないことはありませんか?」メニューを見ているボクらに、先ほどのスタッフがユックリした英語で話しかけてきた。よく見ると、「大人になったハリー・ポッター」に似ている。英語で書かれているメニューはわかり易いんだけど、1つだけわからない単語(quail)を聞いてみると少し考えてから「ウッズラ」と日本語で答えてくれた。「あ〜、ウズラのことなんだ。ありがとう」
カフェ・ミロのメニューは、$28(前菜・メイン・デザート)と$38(前菜2品・魚料理・肉料理・デザート)の2コースのみ。前菜とメインはそれぞれ5品くらいから選べるんだけど、どれもこれも名前からして美味しそうなのでスゴく迷う。フレンチに和食の要素も取り込んでいて、手頃な値段といいスタイルといい代官山にあるレストラン「誤時」に似てるよね。
量がわからないので、今日のところは2人とも$28のコースで料理をそれぞれチョイス。先付の「ホウレン草とムール貝のキッシュ」を食べようとしていると、「本日はお越しいただきましてありがとうございます」小林オーナー・シェフの奥様が挨拶に来てくれた。恐縮しながら挨拶を終え、いよいよいただきまっす!
「スッゴく美味しい」キッシュを一口食べたとたん、カミさんの目が大きく見開かれた。どれどれ、とボクも食べてみると「うっわぁ、マジに美味いじゃん」。ムール貝の匂いがホンワカと口の中に広がり、めちゃくちゃ美味しい。早くも先付で、ボクらのハートはギュッとつかまれた。
店内がまだ空いているからなのか、すごくいいタイミングで料理が運ばれてくる。「どうせならワインを」と考えながらも、カミさんは飲めそうもないと言うし1人でワインを飲むのもなぁ、といつものようにビールにしてしまって失敗。やはりワインにすればヨカッタ・・・。
前菜はボクが「アヒ(鮪)のカルパッチョ」カミさんが「エビ・あさりなどのガーリック炒め」。アヒのカルパッチョは、けっこう厚みのあるしっかりとしたアヒにマスタード・ソースがかかっている。「ソースはパンに絡めて食べると美味しいよ」とスタッフのハリー・ポッターに教わったガーリック炒めは、香ばしいガーリックの匂いが食い気を誘う。
「ここに来てヨカッタね」来る直前までカフェ・ミロってどうなの?とあまり気乗りしていなかったカミさんもご満悦の様子。「だって"カフェ"って言うから何が出てくるのかと思って」店内もお客さんが増えて賑やかになってきた。
「スッゴくパンに合うね」カミさんが選んだガーリック炒めのソースでパンを食べると、いくらでも食べられてしまいそう。ハリー・ポッターも気がついて、パンのお代わりをもってきてくれた。もちろん、ガーリック炒めそのものも、アヒのカルパッチョの味も言うことナシ。幸せです。
「メインのステーキとマヒマヒ(シイラ)のソテーです」いよいよメイン料理の登場。ステーキは柔らかい肉を醤油が絡まった大根おろしでサッパリといただく。マヒマヒのソテーもソースが絶妙。なんだかんだとお腹も程よくいっぱいになってきた。それにしても、どの料理も美味しいのにはビックリ。
「えっ」最後のデザートにこれまたビックリ。色々な種類のデザートが綺麗に盛り付けされている。しかも、どのデザートもウマイ!っつーか、有名店ではメイン料理しか食べられないような価格で、こんなコースをいただけちゃうなんて。とりあえずホント言うことないです。
追加オーダーしたコーヒーを飲みながらチェックをお願いすると、ハリー・ポッターは「車で来たの?」と聞いてきた。「これじゃ酔っ払い運転になっちゃうじゃん」と思いつつタクシーを呼んでもらう。コーヒーのお代わりは?と聞いてきたり、最初から最後まで気を使ってくれたハリーポッター。おかげで気持ちよく過ごせましたよ。
「こんなところまで足を延ばしていただいて」わざわざ奥様も挨拶にきてくれ、気持ちよくカフェ・ミロの前に着いたタクシーへ乗りこんだ。結局1時間30分ほどかけてユックリいただき2人で$83(チップ込み)。大満足のディナーでした。次回は絶対ワインにしようっと。
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Cafe Miro
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| 住所 |
3446 Waialae Ave.
Honolulu, Hawaii 96816 |
| TEL |
734-2737(日本語OK) |
| FAX |
735-6558 |
| 営業時間 |
17:30〜21:30 |
| 定休日 |
月曜日 |
タクシーでDFSギャラリアまで運んでもらい、行きと同じくチップ抜きで$9.45。これから1時間ほどDFS内を自由行動としたけど、ボクは見るものもないのでスターバックスで時間つぶし。家の近所の店舗がなくなってからあまり行く機会もなくなり、8月のハワイ島キングス・ショップ店に行ってから久しぶりのスタバ。それにしても、ここはいつも空いてるしタバコも吸えるから好きなんだよね。
早めに戻ってきたカミさんとカラカウア通りを流す、けどこれと言ってどこも興味はないんだよね。と、すぐにDFSギャラリアのトロリー乗り場へUターン。10分ほどで西回りが着いたけど、どういうわけかものスゴイ人数の乗客が待っていた。
「ちょっとおかしいんじゃない。いつまで待たせるのよ!」トロリーへ乗り込もうとすると、1人の日本人女性が猛烈な勢いで乗り場のスタッフへクレームをつけている。ちなみにバリッバリの英語。トロリーに乗り込んで聞いていると、東回りがいくら待っても来ないと腹を立てているみたい。「って言われても」とスタッフは思っているだろうに、と考えているとトロリーはほぼ満席で出発した。
プールサイド脇のテラスからヨットハーバーを眺めたあと、部屋へ戻ると10時前。今夜は"コクとキレ"を求めてアサヒ・スーパードライを購入。確かにキレるけど、ハワイにはやはりバドワイザーの"水っぽさ"が似合うような。ラナイで視線を左に移すと、やはりHHVタパ・タワーは17・8階を境に明かりの数が極端に違っている。
「今夜も気持ちイイね」シャワーを浴びたカミさんもラナイへ出てきた。相変わらず心地よい暖かさで過ごしやすく、部屋は窓を開け放しておけば丁度いい。たまに沖を飛ぶ飛行機の音を聞きながら、ハワイではキレ過ぎるスーパードライを飲み続ける。
12時頃にラナイから部屋へ戻り、このイリカイで何度目かの「南国パラダイス(略してナンパラ)」にチャンネルを合わせる。明るい女の子4人のプログラムを見るとはなく見ていると、潰した銀色の缶が4つになっていた。最後に1本、と冷蔵庫から取り出してラナイへ出ると、正面の海に水路を示す赤と青の小さなランプが点滅していた。
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