2年ぶりのWIKIWKIに乗ってターミナル内を移動。小走りで入国審査場へ入っていくと・・・まだ早い時間のためかガラガラ。迷路のようなチェーンを素早く進むと、前には2組しかいなかった。「こりゃ早く済むね」と思う間もなく、ボクらの番がやってきた。
「Good Morning!」女性係官に笑顔で挨拶。でも、かるーくシカトされた・・・。パスポートをチェックして、このまま何も聞かれないで終わるか、と思ったら。「ハワイは何しに?」「何日間いるの?」「どこに泊まるの?」いつもの質問が係官の口からマシンガンのような早さで発せられた。「ボクらめちゃくちゃ日本人ってわかるよね?」でも、これで終わらなかった・・・。
「ハワイは何度目?」「今年は何回目?」「職業は?」えっ、そんなことまで聞いてくるんですかい?と思いながら中学生レベルの単語で応え終わると「日本人なのに、英語イイね」と女性係官がニヤッとした。とカミさんと2人で大笑いしながらフト並んでいる人たちを見ると、怪訝そうな顔でボクらを見ていた。
最後はお互いに笑顔で別れてバゲッジ・クレームへ。ここまで早くても前回(ホノ珍4)はなかなか荷物が出てこなくて時間を喰った。今日も待たされるのかな、と思いながらターンテーブルに出てきた荷物を眺めていると、来ました来ました。今日はそれほど待たずに2つのスーツケースをゲット。脇のベンチに陣取り、日本から着てきたトレーナーなどをぶち込んで身軽になる。
税関申告書を渡してから右に歩いて個人出口へ到着。着陸から約30分ほどでハワイの太陽を浴びられた。とりあえず1服しながら個人出口を見回す。以前に比べると日本人が多い。だんだん個人旅行が多くなってきているのかも。
「それはビデオ・カメラ?」エアポート・シャトル乗り場でバスを待つこと約5分。滑り込んできたロバーツ・ハワイのバスの写真を撮っていると、あきらかにハワイアン・ボディの女性スタッフが話し掛けてきた。
「うぅん、これはデジタル・カメラなんだよ」ついでに写真を撮らせてもらい、笑顔が素敵なメレッサさんに見送られバスへ乗り込んだ。片道1人$8を払い終わるとバスは出発。車窓から見える空は文句無しに晴れ上がっている。「また来ちゃったなぁ」
バスはハイウェイを下りると、アラモアナ・ホテル、ワイキキ・プリンスに次いで約20分でイリカイ・ワイキキに到着。荷物を出してくれたドライバーにチップを渡しホテルへ入っていく。さぁ、イリカイはどんなホテルなのかな。
フロントで名前を言うと、端末を叩き出した女性スタッフは予約事項を確認したあと笑顔になった。「なんだっ、笑ってるぞ」とカミさんと顔を見合していると、宿泊者カードへ署名を求められてカード・キーを渡された。あぁ、即チェック・インできたのね、ヨカッタァ。「スゴくいい部屋よ、楽しんでね」女性スタッフは満面の笑顔で応えてくれた。
エレベータに乗り込むと、先ほどまで一緒だったJALwaysのクルーたちが3名乗っていた。そう言えば、イリカイはニッコーの頃からJALwaysのステイ先だもんね。せっかくだから何か話でも、と思っていたら3階で降りていった。ボクとカミさんだけが残されたエレベータは、そのまま19階まで上がっていった。
「うっわぁぁ、スッゴい眺めじゃない!」1916号室に入りカーテンを開け放つと、正面には海が広がっている。ボクよりも先にカミさんがラナイへ飛び出し大声を上げた。ヒルトン・ラグーン・タワーがちょっと気になるけど、目の前にはエメラルド・グリーンからコバルト・ブルーへグラデーション鮮やかな太平洋がドドーンと見渡せた。左に目を向けるとサン・スー・シー・ビーチ付近のホテル群や少しだけダイヤモンド・ヘッドも視界に入る。イイんじゃないですか。
「っつーか、ドコにも灰皿ないんだよね」興奮を抑えつつ、まずは滞在準備。とスーツケースから着替えなどをクロゼットに収め、タバコでも吸おうかと灰皿を探すが・・・ドコにもない。けっこう隠すように置いてありがちな引き出しも見たけど・・・やっぱないや。喫煙ルームをリクエストしていたのに、どういうこと?
「灰皿ないよ、だってここ禁煙ルームだもん」火のついてないタバコを手にしたままバス・ルームを捜索中のボクの耳に、不吉なカミさんの声が届いた。リビングへ行くと、カミさんがテーブルの上に置いてあるカードを指差している。カードには「この部屋は禁煙なんでタバコ吸わないでね」ということが書いてあった。
「日本語を話せるスタッフはいますか?」カードの横にあるコードレス電話でフロントへ連絡。とりあえず不自由なく話せる(はずの)日本語で交渉をしたかった。「ちょっと待ってね」と言われた後、全く音がしなくなった。もしもーし、電話切れちゃってないですか?
「灰皿を持って行かせますから」電話での英会話は難しくて嫌いなんだけど、面倒なので英語で再チャレンジ。すると「このホテルは4フロアしか喫煙フロアがないんですよ」で、禁煙となっているけど部屋で吸っちゃってイイって。イイと言われても、匂いが残っちゃうよね。と、灰皿を持ってきてもらったにもかかわらず変に気を使ってしまい、結局それ以降ラナイでしかタバコは吸えませんでした(喫煙者にも愛の手を)。
なんとか落ち着いた11時過ぎ、散歩と昼食を兼ねてアラモアナ・ショッピング・センター(以下アラモアナSC)のマカイ・フード・コートまでテクテクと歩く。しかし、自動ドアを入ったとたん「どうしたの、みんな?」と聞いて回りたいほどの混雑。サンクス・ギビングのすぐあとなんで買い物をしにきたんだね。人いきれと色々な食べ物の匂いで眩暈がしそうなので、回れ右。あぁ、新鮮な酸素が欲しい!
歩くほどのガッツがなかったので、バスでワード・センターのカカアコ・キッチンへ。店内に入ると、ここも行列。でも、すぐに順番が回ってきそうなので、ここにしちゃおうか。カカアコ・キッチンはプレートが有名なんだよね、と思っていると「サンドウィッチ」の文字が目に入ってしまった。すると気分は一気にサンド・モードへ。
「Sorry?」ボクは"BLT"・カミさんは"なんだかラップ"(←これじゃ誰もわかんないっつーの)というサンドをオーダーをすると、女性スタッフの口からマシンガン英語が放たれた。何言ってるのか、全然聞き取れなかったんですけど。でも、2度目も話す速度は衰えなかった。「あっ、サラダは何にするか聞いてたのね」混んでるのにゴメンね。
「オエェェェ、キッツいなぁコレ」ボクのBLTはカニが挟まれててまぁまぁなんだけど、カミさんが選んだ"なんだかラップ"は、アルファルファ(?)のせいかスッゴく青臭い味がする。まるでロバにでもなったような気分。慌ててビールで流し込んだ。「プレート・ランチにしとけばヨカッタなぁ」満席のテラスは強い風が吹き抜けていた。
乗り込む時にもらっておいたトランスファー・チケットを使い、バスでアラモアナSCへ帰着。少しアラモアナSC内を見て回ろうかと思いつつも、相変わらずの人の多さに辟易。そのまま歩いてイリカイの前にあるABCストアでビール・ミネラルウォーター・ジュースなどを買い込んでひとまず部屋に戻った。
カミさんは眠い眠い星人に襲来されたためベッドで仮眠。ボクは買ってきたばかりのビールを手に、Tシャツを脱ぎ短パン姿でラナイの椅子へ。11月の終わりだというのにピリピリする強い陽射しを浴び、滝のような汗が体中から流れ出す。天気もイイし、ビールも美味いし・・・スッゴく幸せなんですけど。正面に見える海は、太陽光の反射で銀色に輝いている。
寝不足とビールのおかげか、ものすごい暑さにもかかわらずボクも睡魔に襲われていた。「ちょっとだけ」とフラフラとベッドに倒れこんだ。が、引いた汗で体温が奪われ寒さですぐに目覚める。あぶなーい、このまま何も掛けずに寝てたら風邪引いてたよ。気持ちをシャキっとさせようとシャワーを浴びたらカミさんも起きていた。それじゃ、行動を開始しよう。
「このカードを24時間以内にコンシェルジュへ持っていくとギフトをプレゼント」と書かれたカードを持ち、フロント横のコンシェルジュ・デスクへと下りていく。と、コンシェルジュのフェリックさんからビーチ・マットを手渡された。なぜカードを持ってくるだけでプレゼントがあるのか謎のまま、ついでにカフェ・ミロ(3日目)の予約もお願いしちゃおうっと。
うっかりアドレスも電話番号も控えてこなかったカフェ・ミロの予約も無事に終え、久し振りのカラカウア・ウォッチングへと出発。徒歩でアラモアナ・ブルーバードからヒルトン・ハワイアン・ビレッジ(以下HHV)前を右折してカリア・ロードへ。4時過ぎと言うのに、まだまだ暑い陽射しが照り付けてくる。
「なんか綺麗になってんじゃん」ワイキキ・ショッピング・プラザ2階にあるJCBプラザ・ワイキキを訪問。以前撮ったプリクラなどは撤去されていて、格段に明るく、また広くなった印象を受けた。ここで、田中オブ東京(2日目)とチャート・ハウス(4日目)の予約をしてもらう。
店内は静かにHAPAの曲が流れていて、ついつい長居をしてしまいそうな雰囲気。コーヒーを頂きながらハワイ関連の雑誌に目を通したあと、重い腰をあげJCBプラザを後にする。そのままブラブラと増築後はじめてのDFSギャラリアへと歩き、1階のカウンターで手続きを行なったあと3階へ。ジャックポット1回目は、2人ともあえなく撃沈。
2年前とは格段に広くなったDFSギャラリアだけど、なんだか余計わかりづらくて歩き難い。別に見るものも買うものもないし、早々に退散してトロリー乗り場付近で夕食の作戦会議。「お昼が失敗したから和食系かな」ハワイへ着いた早々にもかかわらず、カミさんから早くも和食要望が出された。
最近ご無沙汰の浪花屋やふるさとが候補にあがったので、カラカウア通りを東方面にそぞろ歩く。グッズだけを見に行こうとDuke'sを覗くと、6時前だと言うのにすでに待ち人多数。グッズもあまり変化がないので、そそくさと退出してボクが提案。「めんちゃんこ亭ってのがあんだけど気になんだよね」
とりあえずメニューだけ、と言うことでカラカウア通りからクヒオ通りへと出て、ワイキキ・トレード・センター1階の「めんちゃんこ亭」。入り口に掲げてあるメニューと明るい店内を見比べて、ムクムクと興味心が湧いてきた(と言うか、始めから行って見たかったけど)。「入っちゃう?」
明るく清潔そうな店内は、まだ時間が早いためか2組しかお客さんがいない。ホールのスタッフは、元気で日本語が上手な男性外国人。「そんじゃ、とりあえずってことで」中生ビールで乾杯をしたあと、おでん・刺身2点盛り・一口餃子などを注文。
おでんは少し薄味だけど、刺身や餃子はなかなか。けっこうイイじゃないですか、この店。ボクらが飲み食いしている間も、男性スタッフは忙しそうにホール内を飛び回っている。「なんだか好感持てるなぁ」
ビールを飲むピッチも早くなり、豚の角煮やえびマヨ・ブロッコリーなどを追加注文。いつの間にか店内のお客さんも増えてきた。なぜだかホッと一安心。「お待たせしましたぁ」と出されたえびマヨに箸をつけると・・・「ウマーイ!」
香ばしいえびとマヨネーズが絶妙なハーモニーをかもし出している。個人的にめちゃくちゃ好きになったえびマヨを口にしながら生ビールをもう1杯。「角煮もイイね」カミさんも箸が進んでいる。1人カウンターで食事をするご婦人や持ち帰りで何かを注文するお客さん、などを見ていても気軽な雰囲気が伝わってくる。
「全然美味いじゃん」最後に仕上げラーメンを食べてみよう。ボクは「博多」カミさんは「きく蔵(東京)」を選択。ほどなく運ばれてきたラーメンを食べると・・・かなり美味いんですけど。博多ラーメンはクセがなくて食べやすく、ハワイで食べたラーメンでは1番口に合う。あぁ、とても幸せ・・・。店内のBGMは、いつの間にかCOLONに変わっていた。
注)「めんちゃんこ亭」のトイレは、ワイキキ・トレード・センター1階の共有トイレを使用します。こちらは鍵がかかっているので、トイレへ行く時には「トイレの鍵ちょーだい」とスタッフに声をかけましょう。
ハワイでも当たり前の味、むしろもっと美味しい店はたくさんあると思います。ただ、清潔で明るい店内・元気で一生懸命のスタッフ・美味しいラーメン・・・なんか個人的に応援したくなる店なんですよね。(後半は面倒だったので写真を撮らなかったけど、ちゃんと撮っておけばヨカッタ・・・)
気分を良くしてめんちゃんこ亭を後にし、ロイヤル・ハワイアン・ショッピング・センターのIsland
Snow偵察を実施。そろそろ新しいスウェット・シャツを手に入れたいんだけど・・・どうもピンと来るものがないなぁ。肩を落としてDFSギャラリアのトロリー乗り場へ戻り、無料トロリーを待つこと15分。2階建てトロリー西回りがやってきた。
体ごと飛んで行っちゃいそうな勢いの風を全身に浴びつつ、夜景を楽しみながら15分ほどで終点のHHVへ到着。今夜はイリカイを通り越して、HHV内を散策してから帰ることにしていた。クリスマス・イルミネーションで飾られた敷地内をブラブラと楽しんだあと、隣りと言えどもグルーっと一回りしてイリカイへ帰り、ロビー階のテラスへ。
静まり返っているヨットハーバーを見てから部屋へ戻ろうとすると、プールサイド・バーの「カヌーズ」ではアメリカン・フットボールをTVで見ながら楽しく飲んでいる人が多数見受けられた。この人たちにとっては、まだまだ宵の口なんだね。
「詰まっちゃったみたい」部屋に戻ってビールを用意していると、トイレからカミさんの声が聞こえた。もう1度流してみようと思ったが、溢れちゃうから、と止められる。「4番じゃなくてヨカッタね」「それは言えてる」マネージャーへ電話すると、ほんの数分でオジさんが登場。手にはお馴染みの"スッポン"とやるやつが握られていた。
「オーケイ!」アッと言う間に詰まりが直り、風のようにやってきたオジさんは風のように去っていった。カミさんがシャワーを浴びている間に、ボクは1人宴会の準備を再開しラナイのテーブルへビールやツマミを持ち出す。気持ちいい暖かさで短パン・Tシャツでも快適。
正面の海は、空との区別がつかないほどの漆黒。潮騒も聞こえず、微かに白い波頭が見えるだけ。それでもボクは1人ビールを飲み続ける。できれば月光の白い道が海に走っていたら最高なんだけどね。でも、これだけで十分。4本目を飲み終えた頃には、ものすごい睡魔が忍び寄ってきていた。
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